最終更新日:2005.05.22 (MEMORY7までの内容を再編集)


[World Map]


北大陸エリア
バランゲル王国
サドニー国(未登場)
カルミュナ帝国 (未登場)
ライデン自治区(未登場)
アーシィ列島(未登場)
ファーストプレイス(未登場)
南大陸エリア
シャダル国(未登場)
樹海地帯(未登場)
中央エリア
ヴァクトーリア国(未登場)
境界エリア

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[Area Guide]


バランゲル王国(MEMORY1〜現在の舞台)
人口;約17万人
面積;約350万km2
言語:西ヴァル語





[都市別解説]

ウォーナル
アマトス
マーカーバレイ
アルバ
ゴート収容所
もうひとつの女神の神殿



■歴史

北大陸の西側半分という広大な領地を誇る専制君主国家。
発祥は女神降臨の地ウォーナル。
約150年前に、騎馬貴族の代表であったバランゲル一世が、女神の啓示を受け建国を宣言。ラムバーダン人が倒れた後は、支配権も掌握し現在に至っている。

■気候

広大な国土のため、南端と北端はそれぞれ亜熱帯と冷帯に属するが、基本は温帯。
四季も存在するが、海流の影響で、夏は涼しく冬は暖かい。そのため季節を意識させる要因は乏しく、山岳地帯でも雪が降ることはほとんどない。
平均気温は中央部で19度。年中過ごしやすいが、特に5月と6月が快適。

■宗教

ガルーダ信仰者が大半。
商人の間では、黄金魚(こがねうお)という一攫千金の神様(?)も広く信仰されている。
また、ラムバーダン人を信仰する一派も少数ではあるが残存する。

■通貨

単位は「ガルダー(G)」。硬貨は、銅貨1枚で1G、銀貨1枚で10G。紙幣は、100G札と500G札があり、いずれも女神ガルーダをモチーフとしたデザインがされている。
高額取引が多いアマトスでは、小切手や有価証券が使われることもあるが、一般には紙幣より硬貨の使用頻度の方が高い。なお、レートは、日本円にして1G=20円。



・バランゲル王国歴史年表・
王国歴以前 ラムバーダン人による支配が世界の全土に及び、1000年におよぶ管理政治の下で、人々は虐げられた生活を行っていた。
王国歴元年
(SS 889年)
ファルーザ地方の騎馬貴族の盟主ディン・テン・バレルのもとに女神ガルーダ降臨。バランゲル王国を建国する。
王国歴47年
(SS 936年)
全世界のラムバーダン人の施設が停止する。
同時にほとんどのラムバーダン人が姿を消す。
王国歴54年 ラムバーダン人の弱体化により、バランゲル三世が異種族の排除を宣言。
人種排他政策を明示し、辺境の地にゴート収容所を建設する。
王国歴133年 ゴート収容所で火災発生。囚人・兵士を含めた約300人が焼死する惨事となる。
王国歴137年 バランゲル七世死去。
王太子リチャード・ファルブラズ・ウル・ルアード=バランゲルが即位。新国王バランゲル八世となる。
王国歴139年 貴族の横暴な政治に対抗するため、貿易商が共同組織を発足。
ユニオンと命名され、アマトスに本部を構える。
王国歴156年 ウォーナルに反王権派の反乱軍が侵攻。クーデターによりバランゲル八世退位。国家・民衆・政治が分離した世の中に。
王国歴159年
(SS 1048年)
現在。以後、物語の舞台〜



[Town Guide]


■ウォーナル

複式の休火山から成る、外周約五十キロのカルデラ内に造られた街で、総面積は約三十平方キロ。人口は約八百人。
バランゲル家による王制の中核であり、専制政治に便乗した貴族たちの温床。女神ガルーダが住む地とされ、風光明媚な街並みも相まって、年間数十万人を集める観光地でもある。
しかし、税金と観光収入で溢れんばかりに潤う財源とは裏腹に、よく言えば格式と伝統を慮る(悪く言えば頭の固い)旧時代の人間ばかりのため、文化レベルはそれほど高くない。上下水道など生活設備は乏しく、交通の便も悪い。三年前のクーデターにより統治者不在となってからは、観光客も目減りの一途。人口も年々減少し、急速に荒廃しつつある。

■アマトス

〈貿易都市〉の名で呼ばれる、国内随一の大都市。川を挟んだ平地に位置し、貿易中継の地として栄えている。総面積は約七十平方キロ。人口は約十万人。
経済・文化の中心地であり、その発展水準も国内最高位。しかし、古いものと新しいもの、雑然としたものと整然としたものが共存した、「闇鍋」のような佇まいのため、近代都市といった印象は薄い。
また、商業の街だけあって、住人のほとんどが商業連合組合・ユニオンに帰属している。街の実権も、事実上ユニオンが掌握しており、王族の縁者や、古参の貴族で構成される市議会の意向は、隅に追いやられているのが現状。市議会管轄の機関も軒並み失墜している。
民衆の自由度・独立度の高さは、貴族中心社会の国内では異常と言えるほどで、人口も他とは桁違い。その上、クーデター以降はウォーナルなどからの移民が相次ぎ広域都市化が進んでいる。
王都であるウォーナルが国王不在の現在、遷都されるのも時間の問題となっている。

■マーカーバレイ

レイロー平原のどこかに存在する、罪人達の寄り合い所帯。
東西数十キロに延びる、帯状のトンネル内に造られた地下村で、外部との行き来を遮断することで平穏を保っている。世帯数は二十三。人口は六十人。
天井各所に開いた空気穴と、そこら中に自生する白蛍のおかげで、地下であるにも関わらず割合明るい。農作物の生産や家畜の飼育も行われ、ほぼ完璧に近い自給自足を確立している。
地形の特性上、温度・湿度ともに年中一定で、日照不足になる恐れと、俗世からの疎遠化を除けばかなり快適な生活を送ることが可能。
なお、村があるのはトンネルのほんの一端であり、全体はほとんど把握されていない。ただ海岸線に近付くにつれ幅広になり、やがては完全に天井が崩れ落ちた、文字通り〈谷〉になっていることから、洞窟でありながら〈バレイ〉と呼ばれているらしい。ちなみに〈マーカー〉の方は、村の創始者の姓から由来している。

■アルバ

バランゲル王国領内唯一の港町。切り立った断崖状の斜面に造られた街で、総面積は二十平方キロ。人口は約三千人。
隣国への定期船が発着する〈海の玄関〉。しかしクーデター以降の世情不安により定期便は減少し、代わりにユニオン所属の貿易船が増加しているため、どちらかといえば工業港といった様相が強まっている。
人の出入りが多く賑やかではあるが、娯楽施設は乏しく、田舎町の感は否めない。さらに不景気の煽りをもろに受け、町政は衰退気味。立て直しを図って、独自の組織・観光協会レジテンスを発足し、住民の結束を促しているが、その活動も具体性に欠けるため空回り気味である。(最近は週に一度の「市」を売り物にしている)
もともとが漁村のためか、住人の連帯意識は強く、その根底には、部外者を排除しようとする保守的思考が存在している。

■ゴート収容所

バランゲル王国の最果て、国境に近い辺境の地に存在する難民保護施設。
岩山一つをまるまるくり抜いた造りで、その不細工な外観から〈蟻塚〉と揶揄されている。
しかし、間の抜けた呼び名とは正対で、実態は保護施設とはほど遠い終身隔離施設。バランゲル王朝発祥と共に建造され、王家にとって都合の悪い存在を封じ込めてきた、いわば〈蟻地獄〉である。また、脱出不可能な刑務所でもあり、「収容=死刑」と言われ恐れられている。
女神を王家の光の象徴とするなら、ゴート収容所は闇の象徴であり、業そのもの。
二十三年前に大規模な火災が発生し、施設の大半を消失している。

■もうひとつの女神の神殿

港町アルバから北に半日ほどの海沿いに建つ平屋建ての洋館。かつて、女神ガルーダと共にバランゲル王国を守護した女神リリスが祀られている。
上流貴族の屋敷に酷似した佇まいをしており、工の形をした本館と、コの形をした西館、その間の中庭内にある礼拝堂、この3つの建物で構成されている。
本館は、外来信者のゲストルームとして使われ、小さなベッドルームが55室もある。
西館は、リリスとその身辺を世話する者が、住居として使用していた。
4つの庭を構え、四季折々の花が植えられた非常に瀟洒な城。リリス派の本拠地だけあって、そこかしこに「蛇」をモチーフにした美しい飾りが据えられている。
ただし、リリスの存在が表舞台から消え失せた後は、管理する者もいなく、辺鄙な場所故に立ち寄る旅人もなく、幽霊屋敷と化している。
元々は違う施設があったところに建て増しされており、そこかしこに口を覗かせる地下室で、かつての悪行の名残を見ることが出来る。